プラブパーダの思い出とISKCONJapanの歴史3

マハグナデーヴィーダーシー 記

 シュリーラ・プラブパーダはこの頃日本人に宛てた手紙を書いています。これは、スダマ・プラブーが後に日本でのプリーチングに使うために書かれた手紙です。
 このような特定の国民宛の手紙は日本にしか送られていません。そのような特別の関心を持たれた日本の皆さんはとても幸運ですね。この手紙は少し長いので、2度ぐらいに分けて紹介しようと思います。サッチャデーバも昔に紹介しましたが、まだ読んでない方もいらっしゃると思いますので、再度掲載します。

”シュリーラ・プラブパーダの手紙”より抜粋
日本の人々に宛てたプラブパーダからの手紙 
1970年3月10日

 
親愛なる日本の兄弟姉妹の皆さん、

 
 私からの挨拶をお受け取りください。私のアメリカ人の弟子のシュリーマン・スダマ・ダス・アディカーリが、より高い使命を掲げてクリシュナ意識を広めるべく貴国にわたったことは、たいへん素晴らしい機会だと思っています。仏陀が、インドのビハール地方のガヤに現れたように、ベンガル地方のナヴァドウイパに484年前に現れた主チャイタンニャから最初の使命は来ています。ヴェーダ文献に従う我々は、仏陀もチャイタンニャ神も神の化身として受け入れており、権威あるヴェーダ文献にもそのように述べられております。
 

 根源の人格神は、クリシュナです。この会合にご出席の皆さんの大部分は、「バガヴァッド・ギータ」という有名な本の名前を聞いたことがおありかと思います。「バガヴァッド・ギータ」の教えは、5千年前、アルジュナが、友人でもあり、哲学者であった主クリシュナから授かったもので、それ以来、クリシュナ意識の信仰は、インドでは歴史的な流れであるとされています。皆さんもご存知のように、インドの人々は、何百万ものヴェーダ寺院で、主クリシュナを最高人格神としてあがめており、中には2千年以前からのお寺もあります。
 

 実際このクリシュナ意識は、何百年も前からの師弟継承の鎖を通して来ています。この信仰の最初の生徒は、太陽系の惑星をおさめる御神像であるヴィヴァスヴァンです。後に彼はこの知識を自分の息子であるマヌーに授け、マヌーはそれをこの地球を支配した彼の息子のイクシュバク王の授けました。元来のクシャトリヤの王様は皆イクシュバク王の子孫であり、彼は、主ラーマチャンドラが現れた王朝の父でもあります。ヴェーダ文献のよると、それは4億年にもわたる長い歴史です。主クリシュナも5千年前同じ家系に降誕されました。クリシュナ意識の信仰が、時の流れの中で破壊されたため、人間社会への恩恵のために、同じ信条を親友のアルジュナに教えることで、再度確立したのです。
 

 484年前にチャイタンニャ神は人々が簡単にでき、現世においても、また来世でも幸せになれるように簡潔で実践的な方法でクリシュナ意識の信仰を説きました。クリシュナ意識の目的は、神クリシュナを愛することです。私たちには誰かを愛するという一般的な傾向がありますが、それは生きるものの根本的原理です。自分以外の誰をも愛せずに生きられるものはいません。誰かを愛するというこの傾向は、どんな生物にも見られます。虎の様な動物にでさえ、愛するという傾向は奥深く眠っているのですから、人間はいうまでもありません。しかし大切なのは、誰もが幸せになれるように、その愛をどこに向けるかということなのです。
 

 今の時点では、人間社会は自分の国や家族や自分を愛するように教育されていますが、万人が幸福にな るためにはその愛をどこに向けたらいいのかという ことは教えられていません。愛の原則とは愛する人 がいて愛される人がいるということですから、愛す る人も愛される人もその行為によって幸せにならな ければなりません。子供は生まれるとまず親を愛 し、それから兄弟姉妹、成長するに従い自分の家族 や社会、地域社会、国、国家、さらに人間社会全体 にいたるまでを愛するようになります。しかし愛す るという傾向はさらに大きくなっていくので、たと え人間社会全体を愛しても不完全さゆえにその傾向 を満たすことはできないのです。この愛するという 傾向はクリシュナ意識のまさに主要点であるクリ シュナに向けられて初めて満たされるのです。

 

 

 ここまでが一応第1部です。まだ第2部、第3部もありますのでお楽しみに。シュリーラ・プラブパーダは1967年にはじめて日本にいらして、ここの国民にこそクリシュナ意識が必要だと感じられたのでしょう。